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3月決算はなぜ多いか

2015.11.10

 日本の企業は3月決算が多い、ということは有名なお話ですが、なぜ多いのかということを考えてみました。

【1】国の年度が4月から3月である
 これがもっとも有力です。国の年度に従って、大手の企業は3月決算が多くなり、その下請けの中小企業も右にならったということです。  しかし、『国の年度がなぜ3月締めなのか?』という疑問が残ります。

【2】賞与支給計算期間との関係
 年度が3月締めの理由は、諸説ありますが、『賞与支給計算期間』と合わせたのではないかと思います。  一般的な夏と冬の賞与は、次のような計算期間で評価・査定されて支給されます。
■6月賞与 (計算10月~3月)⇒下期の目標達成率で評価
■12月賞与(計算 4月~9月)⇒上期の目標達成率で評価
 
 では、これが仮に、5月決算だったらどうでしょうか。 12月賞与の計算期間 4月~9月の間に決算が入ってしまいます。

■12月賞与(計算 4月~9月)⇒4月~5月+6月~9月の達成率を合計して評価

 このように、12月の賞与の計算に不具合が生じます。  6月~9月の新年度の成果も、たった4月間の課題達成を見なければいけないということで、実務的には、納得性のない評価になりかねません。

 会社で予算や経営計画を立てているところは、決算期にあわせて立てるものです。そして、その計画にあわせて、昇格や組織変更も実施されます。

 仮に、昇格して新年度から平社員から管理職になった人の評価は、平社員評価+管理職評価ということで、大変煩雑ですね。

【3】何月決算が良いの?  

 では、3月決算にすることが最も良いのでしょうか?税務的に考えますと、3月・9月決算では不都合が生じることが多々あります。 中小企業が3月決算にこだわるのは良くないでしょう。

 私がお手伝いした企業の中では、【法人決算年度】と【経営計画年度】が同じである必要はない、という考え方で、決算は違うが計画年度を4月~3月に定めているという会社がありました。  法人決算年度は、税務会計の視点で決めるのが良いです。 この決め方は、次回解説します。

税理士法人レガート 税理士 土田拓己

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