2016.02.22 クリニック経営

　患者さんに対する治療内容の「説明と同意」については、苦労されている先生方も多いと思います。

　「説明」するだけならば比較的容易にできると思いますが、「同意を得られる説明」は大変難しいものです。

　歯科での難しさの一つに、患者さんが口腔内の状況を認識しづらいことがあげられます。患者さんは、口の中を自分で見ることができないため、仮に口腔内が深刻な状態にあっても「痛くなければ問題ない」と考えてしまうケースが多いようです。

　そのような患者さんに対して、素人目でも分かりやすい写真や画像で口腔内の状況を説明し、「認識・理解」してもらった上で治療計画に「同意」をいただくことが、患者さんとの信頼関係の構築と、その後のクレームの削減に繋がります。デジカメやiPadを用いたカラー画像でより視覚に訴えることで、口腔内の状況を素人目にも分かりやすく理解しやすくなります。

　他にもいろいろな手段が考えられると思いますが、患者さんの「理解」「納得」「同意」を得る方法を考え、実行に移すことが肝要ではないかと思います。

税理士法人レガート　税理士　服部誠

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